コーチング
湧き出た感情を率直に伝え合える相手を持っていますか?
「大人なのでいちいち伝えない。感情を持ち込むことはしません。かえって、場や関係を乱すこともあるので、あえて伝えない。」というビジネスパーソンは一般的です。
ビジネス現場でマネジャーとして活躍しているクライアントの何人かと1ON1コーチングをしているときに感じることです。
チーム内の打合せの場面、あるいは、ある部下との関係性の中で、違和感が生じる時があるという。
そんな時、「感じた違和感を伝えていますか?」・・質問してみると、冒頭のコメントがかえってくる。
「違和感」を口に出さないで失うものは何だろう?
私はコーチとして、対話で生じる「違和感」について、クライアントがどう対応していくのがのぞましいのか、いつも考えている。
思わず、反応してしまい、相手との関係悪化や、場の混乱を招くことを懸念し、その違和感を口に出すことはしない。自分が何を感じているかはビジネスに直接関係ない。感情を持ち込まない。そのうち分かり合えるだろう、という考えが心の内側を支配し、あえて声を上げることをやめてしまう。これが一般的です。
それを受け入れることも大事なことのように思います。
たしかにその場での関係悪化は避けられるかもしれません。
しかし、「違和感」を口に出さないことで失うものは何だろう?
コーチの私とクライアントという 1on1の関係を考えると、「感じたことを伝えない」という選択が、いつも正しいわけではないように感じています。
すなわち、対話で生じる「違和感」が教えてくれることもあります。
「違和感」が教えてくれるもの
私がコーチングを受けたときの体験です。
冷静に対応して、違和感を口に出して対話を進めていくと、こんなことに気がつきました。
「違和感」は自分の期待や価値観と違うものに触れたときに生じてきます。
生じた背景を探っていくと、自分は何を期待していたのか、どんな価値観にずれを生じさせているのかが見えてきます。
つまり、違和感を振り返ることは、自分の前提や捉え方を知るプロセスになる。
と、同時に相手はどういう前提や捉え方でその行動をとったり発言をしたりしたのかという興味関心の湧く瞬間にもなる。
感じた「違和感」を自由に話すことは、お互いをより深く知るための大事なきっかけになっていくようなことを体験しました。
「違和感」が新しい選択肢を見つける
私も1on1コーチングをする場面では、違和感を楽しんで探求していきます。
自分自身の考え方や前提に対する理解が深まれば、その前提の外に新しい選択肢を見つけることもできる可能性があるからです。
日々目まぐるしく変わる環境の中で目前に迫る課題の解決に追われているビジネスパーソン。ビジネスに感情は不要であるという考え方は今でも根強くありますし、自分の感情に向き合っている余裕などないかもしれませんね。
しかし、「私が感じること」を口に出すことは、自分自身や周囲の人をより深く理解することになり、新たな関係性を築くきっかけとなるはずです。
あなたは、自分の感情にどれくらい気づけていますか?
ビジネス現場でマネジャーとして活躍しているクライアントの何人かと1ON1コーチングをしているときに感じることです。
チーム内の打合せの場面、あるいは、ある部下との関係性の中で、違和感が生じる時があるという。
そんな時、「感じた違和感を伝えていますか?」・・質問してみると、冒頭のコメントがかえってくる。
「違和感」を口に出さないで失うものは何だろう?
私はコーチとして、対話で生じる「違和感」について、クライアントがどう対応していくのがのぞましいのか、いつも考えている。
思わず、反応してしまい、相手との関係悪化や、場の混乱を招くことを懸念し、その違和感を口に出すことはしない。自分が何を感じているかはビジネスに直接関係ない。感情を持ち込まない。そのうち分かり合えるだろう、という考えが心の内側を支配し、あえて声を上げることをやめてしまう。これが一般的です。
それを受け入れることも大事なことのように思います。
たしかにその場での関係悪化は避けられるかもしれません。
しかし、「違和感」を口に出さないことで失うものは何だろう?
コーチの私とクライアントという 1on1の関係を考えると、「感じたことを伝えない」という選択が、いつも正しいわけではないように感じています。
すなわち、対話で生じる「違和感」が教えてくれることもあります。
「違和感」が教えてくれるもの
私がコーチングを受けたときの体験です。
冷静に対応して、違和感を口に出して対話を進めていくと、こんなことに気がつきました。
「違和感」は自分の期待や価値観と違うものに触れたときに生じてきます。
生じた背景を探っていくと、自分は何を期待していたのか、どんな価値観にずれを生じさせているのかが見えてきます。
つまり、違和感を振り返ることは、自分の前提や捉え方を知るプロセスになる。
と、同時に相手はどういう前提や捉え方でその行動をとったり発言をしたりしたのかという興味関心の湧く瞬間にもなる。
感じた「違和感」を自由に話すことは、お互いをより深く知るための大事なきっかけになっていくようなことを体験しました。
「違和感」が新しい選択肢を見つける
私も1on1コーチングをする場面では、違和感を楽しんで探求していきます。
自分自身の考え方や前提に対する理解が深まれば、その前提の外に新しい選択肢を見つけることもできる可能性があるからです。
日々目まぐるしく変わる環境の中で目前に迫る課題の解決に追われているビジネスパーソン。ビジネスに感情は不要であるという考え方は今でも根強くありますし、自分の感情に向き合っている余裕などないかもしれませんね。
しかし、「私が感じること」を口に出すことは、自分自身や周囲の人をより深く理解することになり、新たな関係性を築くきっかけとなるはずです。
あなたは、自分の感情にどれくらい気づけていますか?
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