コーチング
感情をマネジメントする
現場のマネジメントに携わっていて、感じることです。
「自分の思うように部下を動かせて、案件をうまくいかせたい。・・と、心の中で思っているね。」と、フィードバックする時があります。
目次
- ○ 1・現場で起こっている上司と部下の問題の特徴
- ○ 2・「自分」と「自分の考え」を区別して考える
- ○ 3・選択肢を探求する
- ○ 4・あなたのチームを沈滞化させている、こんな厄介な問題が現場で起こってませんか?
1・現場で起こっている上司と部下の問題の特徴
現場に関わっていて客観的につかんだ視点です。
マネジャーとして、リーダーシップを発揮していく過程で外せないと思うことがあります。
「関係性の構築」であり、対話を通しての「コンテキスト(背景の情報、状況、前後の脈絡など)」の共有です。根底で、チームスタッフと関わろうとしているのか、繋がろうとしているのかを問われてもいます。
そもそも、人と人が「関わり」をもつと、そこには「誤解」や「衝突」が生じます。
問題は、マネジャー含めたチームスタッフが、それらを解決する「対話能力」を身につけていないことです。そういうことに向き合う力が不足していることです。
衝突を起こす双方が、「自分の考えや信条は『正しい』」、「相手は『間違っている』」という思いにとらわれてしまうことが問題だと思います。あるいは、反論できないために相手の意見に不肖にも従ってしまうということがしばしば起こっています。
そもそもの動機が、仕事を「うまくいかせる」ことにあったとしても、多くの人は、意見の食い違いや、自分の考えに対する否定的な言葉や態度に反応し、本来の目的を横においてしまうことです。「自分の考え」や「自分の信条」をアウトプットした瞬間から、そこには「譲れない何か」が生じているようです。わかっていても譲れないでいるのですね。
そうそう!と、こんなことに思い当たる節はありませんか?
2・「自分」と「自分の考え」を区別して考える
私もよくあることです。自分の考えや信条を否定されると「自分自身」が否定されていると思ってしまいがちです。「自分」と「自分の考え」は同一ではないのですが、それらを区別して考える練習が不足しているために、そのように感じてしまうのだと思います。
この区別して考えるという思考力、内観力に意識が向いていないようにも感じています。
「正しさへのこだわり」は、チームのベクトルにもダメージを与えてしまいかねません。
マネジャーが「常に私は正しい」と考えるチームでは、前向きな意見や提案が出てきにくくなります。なぜなら、「これは・・・・・だからこうしましょう!」と答えと指示を出し、自分のやり方で進めてしまうマネジャーに対して、チームスタッフがマネジャーやチームリーダーに気をつかうため、組織全体の業績向上に向けてエネルギーがあがらなくなってしまうからです。
3・選択肢を探求する
うまくいかせるためには、「自分の正しさへのこだわり」を内観すると同時に、チームをうまくいかせる方策を生み出す必要が出てきます。
「うまくいかせること」と「自分の正しさへのこだわり」との間に自分をおいて、両面から向き合って、マインドをシフトチェンジさせることが求められてきます。
「ビリーフ(何が正しくて、何が間違っているかの基準になる信念や観念)」を知り、そのビリーフが周囲にどのような影響を与えているかを、マネジャー自身が認識しなければなりません。
次に、マネジャーが実現したいことの優先順位を明らかにし、「優先して実現したいこと」と「周囲に及ぼす影響」を比較したときに、本来の目的に向けてより高い効果を出せる行動を自ら選択するために「選択肢」を探求していくという考え方がある。
「選択肢」を「探求」していく為には、マネジャーはコーチと「対話」しながら、同時に、チームメンバーとも他の選択肢について、「探求」に向けた「対話」をしていきます。
少し時間はかかりますが、「いま、目の前にどんな選択肢が用意されているのか?」、徐々にマインドシフトがはじまります。
4・あなたのチームを沈滞化させている、こんな厄介な問題が現場で起こってませんか?
・マネジャーとチームスタッフの間のコミュニケーションが希薄である。
・なぜか、お互いに遠慮があり、本心でコミュニケーションが取れない。
・マネジャー同志、お互いに領空侵犯せず、連携しない。
・「コミュニケーションのダブルバインド」でスタッフがどうしていいか判断できず困惑している。
・世代間で仕事観に違いがあり、些細なトラブルが絶えない。
・衝突をさけるために曖昧に指示を出すので、チームスタッフを動きづらくしている
・すべて掌握していなければ気がすまないマネジャーは、逐一報告させ、主体性を失わせてしまっている。
・「人との関わりに煩わされずに仕事をしたい」とマネジャーが思っているので、チームに活気がない。
1 on 1 コーチングで自分のマネジメント力を探求してみませんか?
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