ジャパネットタカタ創業者高田明さんの「秘すれば花」とは・・・

「世阿弥」と「高田明」・・どこに関係性があるのだろう？

 

講演会での話・・。

高田さんは世阿弥が伝える心を自分の人生に生かしていると話しはじめられた。

自社の経営にもこれを生かしておられるのだろうなと、聞きながら勝手に想像しはじめた。

 

「秘すれば花」

世阿弥の言葉。一言で要約すると、最初から手の内を見せてはいけない。

秘密にしておくからこそ、思わぬ効果を生む。

 

以下、私の勝手な解釈です。

 

「今を生きる楽しさ」を！

経営理念として掲げておられるフレーズだ。

「を！」に続く言葉をあえて掲げていない。

企業広報として、１０年先のビジョンもあえて掲げていない。

 

なぜだろう？

高田社長の心の内側を探らせてもらうと・・・

「秘すれば花」

 

あえて、従業員にも顧客にも伝えない。

それぞれが、それぞれらしく、「今を楽しく生きる」を探求していこう。

一方通行で方針を伝えると、「秘せずば、花なるべからず」

従業員に探求心、考える力を育めない。

「今を楽しく生きる」を！…この問いを間において、

双方向のコミュニケーション。

これを深堀していくことで、自分たちで未来を描いていく。

 

考える力、工夫する力が高まっていく。

当事者意識をもって生きていく人間が育っていく。

社長が「教え込む誘惑」を抑えている。

「伝えているつもり」と「伝わった」の違いを深く探求している。

 

そのことを世阿弥の心を探求していく過程でつかみとった！

会話環境を工夫しながら経営に活かしておられるような気がしてきた。

 

以上、私の勝手な解釈終了。

 

「関わりの可能性」を拡げていくために、問いを共有している。

コーチングを知っていなくても、コーチングを取りいれて生かしている会社だ。

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