小中学校で行われるトイレ掃除月例会で掃除実習班のリーダーを務める時がある。

その場で出逢った人達と、楽しく学びあえる環境づくりを瞬時につくる関係構築力が求められています。

リーダーを担っていて、自分自身が磨かれているなあ。と、感じることである。

リーダーの役割は与えられた便所で、班のメンバーが共々に、楽しく、学びがあって、これは日常生活に活かせる。そう思えるような感動をもって終える場をつくることです。

参加者のメンバーの中には、はじめからやる気のない人、いやいや参加した人も少なからずいます。そんな人たちをどのようにして、巻き込んでいくかが課題となります。子供たちには叱ったり、注意したりすると、かえってやる気をなくして心が離れてしまうこともあります。

受容力、誉める力、巻き込み力が求められています。

参加者の心をひきよせ楽しく学べたと思わせるリーダーには共通項があります。

まず、率先垂範してお手本を示します。

少しでもきれいになり、参加者に変化が観らえたら、誉めてあげています。

相手にあわせた誉め方をし、そのタイミングも絶妙です。

 

トイレ掃除のリーダーは、どんな汚れたトイレであっても、参加メンバーがどのよう人であっても受け入れていく事が求められます。受け入れてどう活かすかがリーダーの勉強となるのです。

 

そして、リーダーを経験した人の共通点は、

自分の未熟さに気づくと同時に、

メンバーの人たちが素直に協力してくれた時の喜びを語ります。

逆に言えば、参加メンバーであった時、素直な気持ちでリーダーに協力することがいかに大切であるかもわかるものです。

 

この体験を通じて得たものを職場、家庭で活かしていくならば、自分がどのような立場であつたとしても、その場を活かすキーマンになれることも学ぶことが出来ます。

私が思うに、班のリーダーをしていて、自分が磨かれているな。

と、感じる関係構築力とは・・・・・

道具の使い方に潜む本質を説明して参加者の心を瞬時に引き寄せる力です。

その場でやって見せて、ピンポイントで説明ができる。

サブリーダーと連携を取りながら、参加者に気づきを引き出す力。

その気にさせる力だ。

 

輝きがあって、深さがある。源流があって、本質をはずさない。

鍵山掃除道のリーダーのあり方だ。