愉快な経営者
【念頭所感】自己肯定感、自尊心が地域をつくる
年末年始に思いめぐらしていたことを書き綴ります。
企業支援をしていく過程で、合意形成や共創のプロセスに取り組んできている。
そして、多様性が大事!と言い、いろいろな考えや価値観を持った人たちの「違い」を受け入れて、認めて、活かして一緒にやろうと向きあうことを支援しています。
でも、多様な意見や立場の人々がどうやって話し合えばよいのか?
どうやって合意に達することができるのか?
と、いうと、「多様な人はいるけど、何も進まない」という状況になってしまうことも現場で直面しています。
年末年始にかけて、平田オリザさん、枝廣淳子さん、鍵山秀三郎相談役、宮脇昭先生の本を読み、話を聞いていると、ヒントが湧き出てくる。
目次
1・そこに哲学があるか
つまり、
「地域と共に歩み、あてにし、あてにされる企業をつくる」という概念の哲学があるか?
(表現のあり方はそれぞれあっていいと思うが、このニュアンスが大事!)
日本は成長社会ではもはやない。
どんな経営哲学を持って生きていくか?
「地域と共に歩み、あてにし、あてにされる企業をつくる」という哲学は外せない視座のように思えてくる。
社長が会社を創っていくのはもちろんであるが、そこで働く従業員一人ひとりが主人公だ。
会社を育て、地域を育てる主人公意識を育んでいく為の視点が観えてくる。
2.地域と関わり多様な価値観を知る。
従業員が地域に出て、地域貢献活動をとおして、地域のニーズやその地域の多様な価値観に触れる。「違い」がある事を知り、理不尽と不条理になかで世の中が進んでいっていることを実感してもらう。「違い」を生かす力はこれからのリーダーに絶対必要な能力です。
3.本物に触れる出逢いの場をつくる。
人であれば「すごい、この人!!」
ものであれば「なんだ、これは??」
と、ゆらぎが起きる場。
本物とは?
植物学者宮脇昭先生曰く、厳しさに耐えうるものこそ本物だといわれる。
つまり、本物は強い、ということ。
その強さはどこからくるのか。
植物であればその特質にあった土壌であれば必ず根を張り、すくすくと伸びていくと、・・・。
厳しい環境にさらされ時間をかけて成長したものは、植物であれ 人間であれ 本物になる。
裏を返せば、逆境や苦境というのは、その場所で本物になれるかどうかを試されているのだと・・・。
まずは、根を張るための土壌づくり(会社を生成発展させていくための土壌づくり)からはじめ、本物を追求していきたい。
4.自己肯定感・自尊心を育む
この会社が好き、ここで生きていきたい、暮らしていきたい。それが自己成長にもつながり、家族と共に実感していけるという自己肯定感、自尊心を育んでいく。
それは、心のつながりを大切にする風土=「遊び心」を育んでいく風土づくりから。
「遊び心」とは「アイデア・直感力を論理に生かす、つなぐ」心であり、
そのおもしろさに共感してつながっていくご縁に感謝する心である。
趣味・興味から湧き出る感じる力は 快感という面白さ・楽しさを通じて、探求心がはたらきはじめる。そこに主体性が生み出されて、状況を洞察し視る力を養い高めていく。これが心の繋がりから醸成されていく風土である。
今年一年、自分自身も探求しながら深めていきたい。
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