愉快な経営者
地域課題を解決していくサスティナビリティカンパニー

離職率の高さでした、と即答。優秀なスタッフが子育てについて悩んだあげく離職していくという地域課題がそこにありました。安心して子供を預けて働ける環境が地域に整っていないことでした。
企業内保育園
この課題を解決していくことは、GRIP’Sの未来を見据えたときに外せない課題。そう捉えられた山川社長は、女性が働き続けられる環境と制度を設けることを決意されました。それは、「従業員が笑顔で働く姿を見たい!」と、いう思いからでした。
その思いを実現するために生まれたのが、「企業内保育園」でした。各店舗に隣接させた保育園に預けて働ける環境づくりを整えはじめたのが3年前でした。

GRIP‘SのCSR事業です。と、笑顔で語られていたが、私が思うに、地域課題を経済価値に変えていく「共通価値の創造(※CSV)」の取組のようにも思われた。今では、企業内保育園もGRIP‘Sからの援助を受けずに立派に自立していく仕組みづくりが構築されているようです。
質問:そのことでどんないい影響が出てきましたか?
その事を誉れに思い、誇りをもって従業員がそこで働いていけることで、地域にもよい影響が生まれはじめています。それは、保育園の近くにある取引先企業(企業間取引契約企業)で働く従業員の子供さんも優先的に受け入れる仕組みを構築していくことで、社内から取引先、地域へと貢献が広がりはじめています。
また、DOCOMOショップ内にも、「木育広場」を設けることにより、子供が安心して遊べる環境も設置されていることで、来店客の心理的安全性を高めていくことにも貢献しはじめています。
「女性が安心して働いていける環境づくり。」それは、従業員と顧問先の笑顔のために。GRIPSの理念を体現していく着実な一歩がはじまっている。
笑顔を拡げる関係づくりの一環です。
お話を伺っていて、感じたことです。
顧客を大切にするからこそ、社員をもっと大切にしている社長。
人を大切にする会社づくりを進めていくうえで、乗り越えていきたい課題は何ですか?
※CSV(Creating Shared Value) 共通価値の創造
企業活動を通じて、消費者や従業員、地域住民等が求める様々な社会的な課題に対して、自社の事業を通じて解決していこうとする新しい考え方。 つまり「社会にとって価値あるもの」を作り出すことで、 「自社の経済的価値」を高めることを言う。
地域内経済循環型社会づくり
山川社長は「滋賀県愛」に満ちた人です。
滋賀県で生まれ育った人はもちろん、滋賀県で学び、働き、暮らしながら成長していける環境づくりの実現に強い思いを抱く経営者です。
その思いを地域のステークホルダーと共に共有することで、可能な限り滋賀県内でお金を循環させていく経済循環社会づくりを実現させていきたい。
循環を高めていくことで、雇用を生み出し、地域を豊かにしていく。その思いの実現に自分らしく情熱を注ぐ姿勢がジワリと伝わってきます。
GRIP’S企業内保育園の設立を決断されたときの思いを聞かせてもらいました。
コンセプトは「木育」。「木のぬくもりの中で、一人ひとりの心を育てる。すべては笑顔のために」でした。
このコンセプトを実現させていく経営姿勢が私の心を引き寄せてくれました。

写真は、DOCOMOショップ内にある「木育広場」
施工業者は、滋賀県に本社所在地がある業者に依頼する。
そして、とても重要なことは、・・・・使用する材料は、できる限り滋賀県産の木材を活用する。
下請け業者も可能な限り滋賀県の業者に委託する。
このことの意味を理解している業者を選んでおられることです。
職員雇用ももちろん地元に住む人達。
経営者の姿勢として、地域経済を支える最も大事な視点を持ておられる経営者です。
幸せに暮らし、笑顔が拡がる地域づくりの核になろうとする思いを実現させていこうとする経営者です。
山川電機が問い続けていきたいこと。
それは「社会やお客様のために自分たちができることは何か」であり、未来を見据えたときに、「地域内経済循環社会づくり」という視座を見据えているように思えました。
微笑みが素敵な表裏のない「滋賀県愛」に満ちた経営者です。
「輝きがあって、深みがある。源流があって、生成発展という本質を外さない。」会社なのです。
地域内循環という視点で自社を観た時、どのくらい地域の資源を生かしているのでしょう?
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