レジリエンス・アプローチ　

～ネガティブ体験をプラス思考で捉える過程で新しい概念が生まれる～

 

Oさんとの話の続きである。

予期せぬ問題障害が起こった時、それが受け入れられないくらいのレベルで起こった時に、その事実の捉え方次第でプラスに変えることもできるし、マイナスになることもある。

 

○○があったから、こうなった。

○○があったからこそ、こうなった。

事実の○○は変わらない。事実に対する捉え方だけだ。

 

私達は教えてもらう、正しい答えがもらえるという前提で教育を受けてきた。

何かが起こると、どう対応していいのかを上からの指示を待ったり、

正しい答えがあってどう動いていけばいいかを考える思考概念が定着している。

と、Oさんの眼光が鋭くなってきた。

 

当社も同じ現象がみられます。

 

自分達で考えていく意識が低い国になってしまっている。

 

私がこれから大事にしていきたいことは・・・

何かが起こった時に被害者意識にならずに、その事実をプラスに変えていく要素はないかと考える。その「向きあい方」こそが、本来のレジリエンスの持っている意味のように思えてきている。

 

レジリエンスを深く考えていく過程で、常々思っていることがある。

 

異質なものを受け入れる資質を備えつけていく為には、

小学生・中学生のころから教育していく必要がある。

教育にレジリエンスを組み入れていきたいと考えている。

「レジリエンス・アプローチ」と、言う言葉を、あえて使います。

 

相手の懐に入って、相手との関係性をつくる。

相手の価値観と自分との違いに気づく、知る。理解する。

思っている感情を話しあえる関係。

価値観に違いがあり、感情が飛びかっていても、どこかに共通点がないかと探求していくアプローチが新しいものを生み出すきっかけになる。

 

顧客と一緒に悩み探求していく関わり方が絶対に外せない。

未来に及ぼす影響も一緒に探究していくことを

考えているうちに新しい概念が生まれてくる。

と、一気に饒舌に話してくれたOさん。

 

ネガティブ体験をプラス思考で捉えていく過程で新しい概念が生まれる。

そこには答えはいらない。教科書もない。