愉快な経営者
リーダーに求められる力 今、その事実を受け入れる
(株)東海神栄電子工業の田中義人会長夫妻に話を聞く機会があった。「今、その事実を受け入れる」・・・リーダーとして逃げないで向きあう力を養う場面だ。
1969年ごろは神栄工業の下請け企業時代。
社員名、機械はすべて中古。屋根は内張りのないスレート屋根。職場環境は劣悪でした。
1973年、オイルショックで受注量の80%がなくなり、親会社に救済を求めたが、「ないものはない」と突き放され、元請けとして独立することになった。
1991年、日本経済のバブル崩壊で売上が50%にまで落ち込み、困窮していた時に出逢った人が鍵山秀三郎相談役だった。
鍵山相談役が話された一言が、稲妻のように全身に走り、震えが止まりませんでした。
「私は、30年間、毎日、トイレ掃除をしてきました。そのお陰で、会社も人生もすっかり変わってきました。」
その考え方に大きな影響を受けて、「掃除を活かした風土づくり」をはじめた。
その先は「掃除と社員共育」であった。
「トイレ掃除」を通してどんな変化がおこったのですか?
先ず、やってみて感じたことは・・
・汚れた便器に正面から本気で向き合わなければ、きれいにならない。
・本気でやりはじめると、左手が便器をつかみだし、顔を便器に突っ込んで、無心で磨きはじめる自分がいた。
・隣の便器の方がきれいとか汚いとか比較しなくなった。
・汚いよごれが取れていくことで、なんとも言えない清々しさを覚えるようになった。
やり続けていくと、従業員に変化が表れはじめた。
・問題が起きたら、その問題から逃げるのではなく、素直に受け入れはじめてきた。
・その状況をしっかりと観て、そこにある条件をフルに活かし、あの手、この手と考えてはじめた。
・自分一人で問題を解決しょうとするのではなく、仲間の人たちにも協力を求めていった。
・そうしたら、問題がテーマになり、解決させていくことで、トイレ掃除と同じような達成感が生まれてスッキリ感を自覚してくる従業員が増えてきた。
汚れた便器を受け入れ、逃げずに向きあって磨くことをやり続けていくと、
今、目の前でおこっている問題に対して、避けたい思っていることでも、
受け入れてその原因を考えるという風土が醸成されてきます。
物事の捉え方、受けとめ方が進化していきます!
IT情報・AIの客観的情報をもとに考えることは大事。
しかし、逃げないで向きあって仲間たちと共に問題解決していける人間関係を構築しておくことはもっと大事! そこに「掃除を通して」があるのです。
1969年ごろは神栄工業の下請け企業時代。
社員名、機械はすべて中古。屋根は内張りのないスレート屋根。職場環境は劣悪でした。
1973年、オイルショックで受注量の80%がなくなり、親会社に救済を求めたが、「ないものはない」と突き放され、元請けとして独立することになった。
1991年、日本経済のバブル崩壊で売上が50%にまで落ち込み、困窮していた時に出逢った人が鍵山秀三郎相談役だった。
鍵山相談役が話された一言が、稲妻のように全身に走り、震えが止まりませんでした。
「私は、30年間、毎日、トイレ掃除をしてきました。そのお陰で、会社も人生もすっかり変わってきました。」
その考え方に大きな影響を受けて、「掃除を活かした風土づくり」をはじめた。
その先は「掃除と社員共育」であった。
「トイレ掃除」を通してどんな変化がおこったのですか?
先ず、やってみて感じたことは・・
・汚れた便器に正面から本気で向き合わなければ、きれいにならない。
・本気でやりはじめると、左手が便器をつかみだし、顔を便器に突っ込んで、無心で磨きはじめる自分がいた。
・隣の便器の方がきれいとか汚いとか比較しなくなった。
・汚いよごれが取れていくことで、なんとも言えない清々しさを覚えるようになった。
やり続けていくと、従業員に変化が表れはじめた。
・問題が起きたら、その問題から逃げるのではなく、素直に受け入れはじめてきた。
・その状況をしっかりと観て、そこにある条件をフルに活かし、あの手、この手と考えてはじめた。
・自分一人で問題を解決しょうとするのではなく、仲間の人たちにも協力を求めていった。
・そうしたら、問題がテーマになり、解決させていくことで、トイレ掃除と同じような達成感が生まれてスッキリ感を自覚してくる従業員が増えてきた。
汚れた便器を受け入れ、逃げずに向きあって磨くことをやり続けていくと、
今、目の前でおこっている問題に対して、避けたい思っていることでも、
受け入れてその原因を考えるという風土が醸成されてきます。
物事の捉え方、受けとめ方が進化していきます!
IT情報・AIの客観的情報をもとに考えることは大事。
しかし、逃げないで向きあって仲間たちと共に問題解決していける人間関係を構築しておくことはもっと大事! そこに「掃除を通して」があるのです。
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